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交通事故の加害者が、全く謝罪をしてこなかったり、自分の非を全く認めないなど不誠実な場合に、慰謝料を増額して欲しいと思う被害者は多いとは思います。
実際に、そのようなご相談は多いですし、裁判で主張しているケースもあります。
ただ、裁判例上、加害者の態度によって慰謝料の増額を認めたケースは、飲酒運転であったり、事故後警察に通報せずひき逃げたケースであったりなど、相当に悪質なケースに限定しているようです。ですので、加害者の態度による慰謝料の増額は、残念ながらなかなか認められていません。
不誠実な加害者に対しては、①警察から事故の事情聴取をされる際に、加害者への処分についての意見を聞かれたら、「厳罰を望む」旨を伝えること、②民事面では適切な賠償をしっかりと求めていくこと、などにより対応しましょう。