交通事故の死亡慰謝料は、個別具体的事情により変わりますし、また、示談段階での相場と、裁判を起こして判決までいったん場合の相場が大きく異なります。

　ですので、一概には言えませんが、下記は、裁判を起こして判決までいった場合の一応の目安です（損害賠償額算定基準／（財）日弁連交通事故相談センター東京支部）。死亡した本人及び遺族の慰謝料の総額です。

　一家の支柱が死亡　　約２８００万円

　母親、配偶者が死亡　約２４００万円

　その他　　　　　　　約２０００万円～２２００万円

　とはいっても、あくまで目安に過ぎませんし、示談段階で保険会社側が２０００万円以上の死亡慰謝料を示してくることはまずありません。弁護士がついたからといって、直ちに上記金額になるというわけではありませんので、あくまで裁判例上の基準であると考えた方がよいでしょう。